2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

7 叡智から自由な共和国へ

「われわれは自分が永遠であると感じ、またそれを経験する」(第五部定理23備考) この言明の意味を考えるところから、この最後の「道程」は始まります。ちなみにこのすぐ後ろが「精神の目は論証そのもの」という上野先生の著書の題名の出展だったりする。うん…

6 情念から知的愛へ

ここまでの『道程』で、われわれは自由な人間の形成、すなわちいかにして人は賢くなるかを見てきた、と、クリストフォリーニさんはいいます。とはいえ、自由と賢いこととはいっしょとはかぎらない。ほな、このふたつの語が相互にかつ必然的に含意するところ…