2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

光あれ

と神はいった、最初にいった、ということに、なっています。 神は何を言ったのでしょう?光あれといった、すると見よ、そこに光があった。うん、明るい。明るいナショナルみんなのナショナル(またしても古い)。 このとき、神は命じるものであり、文字通りの…

 照らすアスファルト

さて、前回は、媒介的なものと無媒介的なもの、というアイディアをカール・シュミットが掲げていたこと、そして自身は媒介の弁護士と名乗りながら、ひそかに無媒介的なものを支持する、いってみれば隠れロマン派としてのシュミット、という一面を紹介しつつ…

輝くnorthern lights

ことしも新茶の季節。 近所の神社のお祭りが終わって、新茶が出始めると、すっかり初夏の気分です。 それなりにちゃんとしたお茶を飲んでいるつもりでも、この時分、新茶をあけるときだけは、いままでなんてがさつなものを飲んでいたのだろう、という気にな…

ゴーヤーチャンプルー

さて、そんなわけで、前回はファルスは0か-1かという、恐ろしくどうでも良さそうなネタをマクラに、でもそれが意外にいろんな波及をもたらしてるかもしれない、というあたりをふれてきました。空虚のシニフィアンから享楽のシニフィアンヘ、そしてそれによっ…

指輪をよこせ

借りるだけだ、ってそれはボロミア。 まあ、毎回芸のない同じ様な出だしなのはともかくとして、右っかわにあるのはラカンのボロメオの環。 この図式は三つの輪から構成される:現実界R、象徴界S、想像界I 三つの輪の交点は、それぞれ象徴界と想像界に意味が…

動的不均衡?

さて、前回は上野修「意味と出来事と永遠と−−−ドゥルーズ『意味の論理学』から」「ドゥルーズ/ガタリの現在」小泉義之、鈴木泉、檜垣立哉編、平凡社、2008、p. 20-40)から、ドゥルーズの「アイオーン」について、まとめをしたのでした。いちおう、前回の最後…

アイオーン

「ほざけ、人の子が」ってそれはアリオン。 などとお年寄りにしかわからないネタはさておくとして、上野修「意味と出来事と永遠と−−−ドゥルーズ『意味の論理学』から」「ドゥルーズ/ガタリの現在」小泉義之、鈴木泉、檜垣立哉編、平凡社、2008、p. 20-40)、…